2016年8月4日木曜日

半分死んでる?

 平成15年のHM2のバモス。走行距離は約14万㎞。
加速時にエンジン回転が3000~4000rpm辺りで息継ぎする。
ネットで見るとウエストゲートバルブが固着すると似た様な症状になるらしい。
確認してみると、ちょっと動きが硬い気がするが、手で強く押すとちゃんと動く様だ。
試しにダイアフラムの配管を外してみるが、症状は出ている。
それでもターボの辺りが気になるので、インタークーラーの配管を外してNA仕様?にしてみるが、これでも症状が出る・・・って事はターボは関係ないなw
どうも症状は失火している感じなので、イグニッションを疑ってみる。
プラグは問題なかったので、コイルをたまたま持ってたエブリィ用の中古を付けてみた。ハイテンションコードと適当なコネクターを使って無理くり配線すると使える。イグニッションのピン配置は同じだったw
しかしこれでも症状が出る。
何だろか???・・・と散々悩んだ挙句、しょうがないのでECUの入出力の信号をアナログオシロスコープで観察してみた。停車時でもアクセル吹かすと症状がたまに出るので見る事ができた。

見ていくと、どうもクランク角センサーが怪しい。症状が出る時はノイズが乗る感じで、信号が歯抜けする。

20MHzのアナログなのでしかとは分からない。ストレージオシロが欲しいところだw
とりあえずクランク角センサーを外してみようとしたら、根元からもげて取れた・・・




 HM2のバモスは4駆でエンジンが縦置きになっている。クランク角センサーはエンジンマウントのステーに刺さる様に付いている。
鋳鉄のステーは錆が酷く、クランク角センサーは外筒にひび割れができていた様だ。
内部は若干の腐食が見られる。

クランク角センサーを交換したら症状はなくなった。
通常クランク角センサーの不具合って、エンジン始動できなかったり、温まると途中でエンストするといった事が多いが、今回の様な壊れ方は珍しい。
多分チップ部品のコンデンサーが割れてるかして、ある回転数の時にノイズを拾っていたんじゃなかろうか。
そういえばホンダのダイアグの項目には「クランク角センサーノイズ」って項目があるのを思い出した。
このバモスにはないが、初代のフィットなんかでよく出てくる。
ホンダがどういった制御をしているか分からないが、クランク角センサーには場合によってノイズが乗って不具合が出やすいって事なんじゃなかろうか。
最近のクランク角センサーはクランク角だけでなく角速度も測定するから回路も複雑なんだろうな。

この修理のあとに、同じお客さんが持っていたHH5のアクティバン(平成15年11万㎞)もクランク角センサーを交換した。
こっちは加速時6000rpm付近で息継ぎしてた。大分前から症状があったが、散々調べても分からなかったのと高回転域での症状だったので、通常の使い方では問題なかろうとそのまま使ってもらってた。
結局これも同じ状態だったみたいだ。ただしこちらはエンジン横置きで、クランク角センサーはタイミングベルトカバーに突き刺さってる構造になってる。クランク角センサーの外観は全く問題なく、分解して中を確認してみたが、とくに目視では問題は見られなかった。
アクティバモス系ではクランク角センサー不具合による、加速時息継ぎのトラブルは結構多いのかもしれないな・・・

2016年7月29日金曜日

バカらしい壊れ方

平成17年ATH10Wのアルファードハイブリッド。走行距離は16万㎞ちょっと。
エアコンが効かないとの事で入庫。
エアコン入れてもガスが流れていない。コンプレッサーが動いていない様だ。
よく見るとコンプレッサーは可変容量タイプで電磁クラッチが付いていない様だ・・・が何故かプーリーは回ってるのにコンプレッサーの軸が回ってない。
調べてみたらハイブリッドであるため、エンジン停止時でもコンプレッサーを回すために、プーリー内にモーターが入ってるらしい。
モーターとエンジンの動力の切り替えは、どうやらワンウェイクラッチでやってるみたいだ。
ワンウェイクラッチが壊れて空回りしていたのだ・・・

プーリーのワンウェイクラッチを交換すればいいのだろうが、その部分の部品設定はなく、おまけにモーターが仕込まれていて簡単には分解できない構造になっている。
リビルト品を探してもらったが、この手の車種の修理ってあまりないらしく、物が見つかるのにえらく時間がかかった。

しかしなんだかバカらしい部分が壊れるもんだ。
ちょっと前にオルタネーターのワンウェイクラッチがよく壊れるってのがあったが、あれと同じ事だよな・・・
ちなみに最近のハイブリッドはコンプレッサー内にモーターが仕込まれてるらしい。
今回のタイプはプーリー内にモーターが入ってるので、オイルは従来と同じND-OIL8だが、コンプレッサー内にモーターが入ってるタイプは絶縁の問題からND-OIL11なんだそうだ。

しかしハイブリッド車って長く乗る車じゃないだな・・・

クラッチ3点?

最近はAT車が多くなってきて、クラッチの交換って少なくなってきた。
クラッチ踏むと音が出るってお客さんが持ってきた。
てっきりレリーズベアリングだと思ったら、パイロットベアリングが固着していた。
うちではたいていの場合、パイロットベアリングも交換している。
部品商に聞くとクラッチデスク、カバー、レリーズベアリングの3点はセットでよく出るが、パイロットベアリングはあまり出ないんだとか。
抜き取りと圧入で結構手間だから、交換しない所が多いんだろうか・・・?
この手のベアリングは中に封入したグリスで潤滑しているわけだが、使われ方としてはかなり厳しい条件なんだと思う。

もう一つクラッチの部品で要注意なのがレリーズレバー。
鋳鉄で出来ている様なものは問題ないが、薄い鉄板で出来ている様な物はクラッチレリーズのピストンで押される部分が摩耗している場合がある。
最悪これが突き抜けてクラッチが切れなくなる事がある。
大した値段出ない場合が多いので、摩耗が少なくても交換してしまう方がいい。

これもゴム部品

12か月点検中にたまたま気が付いた。
クランクプーリーのダンパーのゴム層にひび割れが入ってる。
まさかと思ってちょっとこじってみたら、ひび割れの部分からずれてきた・・・

 見事に剥離してたw
古くて走行距離の多い車ではたまに見る事があるが、この車はそれ程走ってる訳でもないし古くもない。
剥離面を見るとゴムの密着に問題だあった様にも見える。
たまたまはずれだったのかもしれないな・・・
しかし点検で見つけられてよかった。
このままでは後になって問題がおきるのが目に見えてる。
厳密には12か月点検の点検項目ではないが、こういった部分も見落とさない様にしなければいけないな。


ダダ漏れ・・・

平成15年のANH10Wアルファード。走行距離は12万㎞。
うちには入った事ない車だったが、パワステが効かなくなったとの事で入庫した。
数日前からパワステの効きが悪くて、ガソリンスタンドでフルードを足しながら使っていたという。
持ち上げて見てみると、戻り側の低圧ホースからダダ漏れになってるみたいだ・・・

低圧のゴムホースが劣化して穴があいたらしい。
形状的に無理があるのかもしれないな・・・

曲がりの部分が裂けている。
まあゴム部品だからしょうがないか。
車の各部に使われてるゴム部品は、昔に比べると寿命が長くなったが、駄目になる時は駄目になるもんなので注意が必要だな。
本来は定期的に交換してしまえばいいのだが、この手の部品は数が多い上に交換しにくいから困ったものだ。
点検時によく注意しないといけないな・・・

2016年5月24日火曜日

名前がなぁ・・・

 おいらの乗ってる92年式メキシコ製ビートルのタイヤは、約5年で3万7千㎞ほど使って、大分グリップが悪くなってきた。
溝もそれなりに減ったし交換する事にした。
165/80R15のサイズでコンチネンタルのCT22を使ってた。
なかなかいいタイヤで結構満足していた。
新品の時重量測っていたので使用後も測ってみたら、約1㎏軽くなっていた。4本で4㎏程のゴムが塵になってばら撒かれたって事か・・・
 次はどうしようかと思ったが、このサイズはあまり選択肢がないんだな・・・
またCT22を使うのも面白くないので、ロゴがカッコ悪いけどBSのスニーカーを使ってみる事にした。
シナ製なのかと思ったら日本製だったw
パターンは近代的で悪くないが、いかんせん「SNEAKER」ってロゴがカッコ悪い・・・
他のサイズはNEXTRYに切り替わったが、このサイズはそのまま継続して作ってるらしい。
まあ安いから使って早めに替えればいいかw
組んでて思ったのは、やけにサイドが柔らかいって事。
走ってみると、まあグリップはいいのだが横風があると結構ふらつく。
サイド剛性が低くてハンドル取られやすいみたいだ。
性能で言ったらCT22の方が断然いい。
しかし値段相応なので、細かい事を言わなければ全く問題はない。
国産タイヤでまだこのサイズが手に入るだけでも感謝だなw
次替える時はモデルチェンジしててほしいな・・・

2016年4月6日水曜日

ヘタってるのか?



平成20年のS200Pハイゼット。走行距離は8万㎞ちょい。
ATのシフトレバーがおかしくなって走れないと、お客さんから電話がきた。
見に行ってみたらシフトケーブルが切れたみたいな状態でシフトできない。
とりあえず下にもぐって、ATのインフィビターをDレンジに入れて無理くり走れる様にして引き上げてきた。
てっきりケーブルが切れているのかと思ったら、ATシフトレバー根本で、ケーブルが外れているだけだった。
 ピロボール部分はゴムの様な樹脂で出来ていて、レバー側のシャフトには小さな返りが付いていて、この部分に刺さってるだけの構造だった・・・

ピロボール部を嵌めればとりあえずは使えるが、また外れると厄介なので新品に交換した。

見たところ極端にヘタってる感じもないのだが・・・
刺さってるってだけの構造がよくないよなw