2012年1月21日土曜日

燃えちまうぞ・・・

L175Sムーヴ。走行距離は3万kmちょい。二回目の車検。
ボンネットを開けてみて、まず見えたのがオイル漏れ。バンパーフェースを外してみると、明らかにカムチェーンカバー辺りから漏れている。
エンジンをかけて吹かしてみると、カムチェーンカバー取付けネジ穴から盛大に噴いている。(ちょうどエアコンコンプレッサー裏辺りのネジ穴2箇所)
カバー取り付けのネジ穴はブロック側につき抜けていて、この部分から噴いている。多分カバーの液状パッキンの塗布に問題があるのだろう。

ちょうど5年なので保証で何とかならないか?と問い合わせたところ、この部分だと3年の保証なので対応できないと言う。
しかしこの部分を修理するのは簡単ではない。オイルパン及びヘッドカバーの脱着が必要だ。標準工数は5.0hとなっているが車載状態でこの作業をやるのはなかなか難しい。できればエンジンを下ろして作業しないと確実に修理できるか不安だ。

そもそも3年の一般保証扱いにするならば、簡単に修理出来るものでなければならないのではないか。ましてやEXマニの真横でオイルが盛大に噴いてるのはいかがなものか。そのうち火災になるのは目に見えている。
その事を踏まえさらに交渉し、もめにもめた末、ヘッドからオイルが滲んでいるという事で保証修理をする事になった。カムチェーンカバーの漏れがあまりにも酷く、こちらではヘッドの滲みは確認していなかったが、確かによくみて見ると少し滲んだ跡がある。これだとエンジン本体になるので特別保証扱いになるとの事だ。結局エンジン降ろしての修理となった。

調べてみると初期のKFエンジンには、このオイル漏れのトラブルは多いらしい。
確かにこの後に入庫した同型のムーヴには、この部分に滲みの見られるものが何台かあった。(滲み程度なので仕方なく?OKとした・・・)
カムチェーンとアルミシリンダーブロックに変更になったためか。改良後のトラブルはよくある事だが困ったものだ。エッセで先に使ってたのにね・・・

7/4追記
後日ディーラー本部のサービス担当の偉い人に聞いたら、カムチェーンカバーの部分はエンジン本体になるので、この部分のオイル漏れについては特別保証扱いになるとの事だった。
現場サービスマンが勘違いをしていたのだろうとの事だ・・・

しかしいつも思うのだが、現場の人間は下っ端や中間の者たちなので、後で変な責任がかからない様にと曖昧な事を言う場合が多い。(工場長であっても無能なやつはそういう場合が多い)
逆に現場の者に相当の権限を持たして、独断で即決してくれる様なディーラーもある。
メーカーやその地のディーラーの姿勢の違いなのだろうけども、各社対応は色々で面白いものだ。

2012.12.16追記
KFエンジンのタイミングチェーンカバーのオイル滲みに関しては保証延長になった。
登録から5年10万km⇒登録から10年走行距離は問わず
との事。
タイミングチェーンカバーについてはアナウスが出たが、シリンダーヘッドについては言及されてない。
聞くところによるとヘッドガスケットの部分の漏れも結構ある様だ。実際滲んでるのをよく見る。
基本的に滲み程度でも対策するべきとの事だった。
何故ヘッドの件には触れてないのか・・・?

2011年12月20日火曜日

へたってる・・・

平成13年、H81WのEKワゴン。走行距離は約7万km。
ベルトから音が出てる。15000km前に交換してるが、5年経ってるのでベルトの表面が硬化したのかと思ったが、張りを見ると随分ゆるくなってる。
この車種はオートーテンショナーを使っていて、テンショナーはスプリングで動作する簡単な構造の様だ。
ベルトとテンショナーを交換する事にした。新品と比べると、テンショナーが随分ヘタっているのがわかった。ベルトだけ交換しても、またすぐに音が出ただろう。
年数と距離からして、ある程度仕方がないのかもしれないが、オートテンショナーは部品としては比較的高価なものだ。(8千円ちょい)
ベルト調整がない分整備は楽だが、壊れると困ったものだ。しかし車種によっては、オートテンションのお陰でベルトの長寿命化にも貢献してるのでなんともいえんか・・・
オートテンショナーを使ってる場合はベルトは純正品を使った方がいい。社外品を使うと音が出たり、トラブルがおきやすい。

2011年12月9日金曜日

何故か値下げ?

平成13年のL700Sミラジーノ。走行距離は約34000km。
エンジンチェックランプが点くとの事で入庫。
この年式のダイハツ車やトヨタ車はDLCコネクターの4番と12番をショートさせると、エンジンチェックランプの点滅回数で不具合コードを読み取れる。
コード「23」が出力されたので、O2センサーのヒーターが断線している様だ。
触媒前側(EXマニホールド)についてるO2センサーのコネクターを外し、ヒーター端子(両方とも黒線)をテスターで測ると∞だった。

この車種のO2センサーは保証延長が出ていたが、それは7年または10mkmだったので保証は切れてる。
お客さんには部品代だけで2万円ちょいするから、修理代はちょっとかかるよと言っといた。








部品を注文したら、値段が5200円だった・・・
そういえばダイハツのよく壊れる部品(?)が値下がりしたと、去年あたりに噂で聞いたのを思い出した。
O2センサーとパワーウインドスイッチが大幅値下げされたらしい。
去年の5月に同じ車種のO2センサーが同様に壊れた時は、22800円もしてた。それがなんで5200円になるんだか・・・w

ついこの前、DA62VエブリィのO2センサーのヒーターが断線して交換した。この時は22100円だった。
スズキもダイハツもデンソー製のO2センサーで、特性もほぼ同じだ。
スズキ車の壊れたらダイハツから部品取って、コネクター付け替えれば安く済むな・・・と悪知恵が浮かんだ。もっとも自分とこで使う車ならやってもいいが、お客さんの車にはできないよなw



O2センサー交換して、ダイアグコードを消去する。
外部診断機があれば簡単だが、なくてもエンジンルーム内のヒューズボックス内の、「EFI」15Aヒューズを引き抜いて30秒ほど待てば消せる。

エンジンチェックランプが消えたのを確認して、その辺を一回りしてから再度ダイアグを確認して作業終了。
修理代安く済んでよかったねw

2011年11月14日月曜日

漬物かいな・・・

平成14年のAK12マーチ。走行距離は11万km。
前回車検時が8.5万kmで、その車検の直前に、お客さんが何処からか安く買ってきたらしい。今回車検で二年ぶりの来店だ。彗星の様なお客さんだなw

10万km超えたのでプラグを交換しておこうと思って、外してみたらビックリ。2番と4番のプラグホールがオイル漬じゃないですか・・・
しかしよくリークしなかったものだ。

この車はヘッドカバーの上にサージタンクとスロットルチャンバーとエアクリーナボックスが一体となった樹脂パーツで覆われている。プラグは白金使用となって10万km点検不要となっているので、今までにプラグの点検は行われていなかった。









ヘッドカバーを外してみたら、えらく汚ねえなぁ・・・

おそらく前の持ち主のオイル管理が悪かったのだろう。



















カバーの裏もかなり酷い。

エンジンオイルは使ってるうちに未燃焼ガス分が少しづつ溶けていくが、オイル交換を怠るとこの成分がシールのゴムを侵してオイル漏れの原因になる様だ。大抵ゴムの弾力がなくなり、シール性がなくなってしまう。


















テンショナーが摩耗したのかチェーン自体が伸びたのか、かなりカムチェーンがたるんでる 。

この系統のエンジンはカムチェーンが伸びやすいなんてよく聞く。

あまり伸びてクランク角センサーとカム角センサーの差が許容値を超えると、エンジンチェックランプが点灯するそうだ。



本来ならカーボンをできるだけ落としてやりたいところだが、ここまでくると限がない。下手に落すとカーボンが落ちてオイルギャラリーを詰まらす可能性もある。

残念だが見なかった事?にして、パッキン一式取り替えてカバーを閉じた・・・




このエンジンには白金プラグが付いているが、接地側はチップのないノーマルタイプと同じ電極になっている。10万kmも使うと接地電極が摩耗してギャップが大きくなりすぎる。

本来ならばもっと早く交換したいところだが、エアクリーナボックスが簡単に外せないこともあって、なかなか点検自体ができないのが困ったものだ。


一本あたり純正プラグより300円ほど高くなるが、接地側にもチップの付いてるイリジウムタフを付けた。

この方が燃費も長期的に変わることがないので、総合的にはお徳だ。


この系統のエンジンは電子スロットルなのだが、エアクリーナーボックスを脱着時コネクターを外すと、ダイアグに何故か不具合コードが記憶されてしまう事がある。

念のため不具合コードの消去と電子スロットルの学習(TAS学習)をやっといた。

日産のクルマはなんとなく整備性が悪くてあまりすきじゃないなぁ・・・w

2011年10月26日水曜日

異音はやなもんだ

平成9年の8万km走行のL600Sムーヴ。
左前ハブ辺りから音が出る。持ち上げて車輪を回してもゴロゴロ感はない。
FF車の場合、ハブベアリングかドライブシャフトなのか迷う時があるが、この車はコーナーで加重の掛かり具合で音の出方が変わるので、ハブベアリングの不良と判断した。
ドライブシャフト不良の場合は、トルクの掛かり具合で音の出方が変わり、ハンドルを切った時に音が出やすい。

どうやら水が入って外側のベアリングが駄目になった様だ。オイルシールの不良か、もしくはロックナットから水が染込んだのだろうか。



プレスを使ってベアリングを抜く。
ベアリング打ち抜き&圧入の冶具はとくに持ってないが、ソケットレンチを利用したり、以前抜いたベアリングのレース を取って置いたやつを使ってる。
専用の冶具でなくとも、これで事足りる。

抜いた後はハブキャリアを水と洗剤でよく洗い、きれいにしてからベアリングとオイルシールを圧入する。
段取りを良く考えてやらないと、面倒な事になるから要注意。

ベアリング交換して音は出なくなった。音が出てると運転してて気分が悪くてしょうがない。なくなると気持ちいいもんだw

2011年10月20日木曜日

スーパーXの実力如何に?

15年のMH21SワゴンR。走行距離は7万km。
ドライブシャフトのブーツに小さな穴があいて、僅かにグリス滲んでいた。
以前のゴム製のブーツは本当によく切れたが、ここ数年でこの部分は樹脂系のブーツになったので、まず切れる事はなくなった。
しかしこの車の様に樹脂系ブーツでも、穴があく事はまれにある様だ。実は数日前に入庫したほぼ同じワゴンRにも、同じ様な穴があいていた。

この部分を純正のブーツで交換しようとすると、ドライブシャフトを引き抜かなければならないので、結構大掛かりな作業になる。シャフトを抜くので、デフサイドシールとハブの内外のオイルシールは必ず交換が必要になる。デフサイドシールの交換は結構面倒で、微妙に斜めに入ってしまってオイル漏れの原因になったり、ハブシール交換も異物混入やシャフトがハブに固着してたりすると、外す時にベアリングを痛めるなど、色々とリスクがあったりするのであまりやりたい作業ではない。 (工数的には悪い仕事ではないけどw)







穴がごく小さく、現状でこれが大きくなる気配もない。それに症状としてはグリスが滲んでいる程度だ。
この程度でわざわざブーツを交換するのももったいないので、穴を接着剤で塞いでみる事にした。
そこで使ったのがセメダインの「スーパーX」だ。
以前パワーウインドの修理で使ったが、あれからまったく問題無く使えている。

接着力と硬化後に適度な弾力が必要なので、この部分に何とか使えそうだ。
表面を良く磨き、脱脂して塗布した。念のため一晩置いて固まるのを待つ。
その辺を試走してみたが、とりあえず問題ない様だ。
先日の穴のあいたワゴンR も同じ様に修理した。
1年後にどうなってるか楽しみだw

2011年10月6日木曜日

点滅しないぞ?

おいらのメキシコ製ビートルが車検だった。
新車で買って19年経ち、重量税が18年超過なので高いじゃんか・・・とはいえ、重量が1tないのでまだいいか・・・

ここ1ヶ月ほど乗ってなかったら、ウインカーが点滅せずに点きっぱなしになってしまった。
以前から時々あったのだが、だましだまし使ってた。しかしついに駄目らしい。
前に半田はやり直してあるので、半田不良ではない様だ。
中身はリレーとタイマーICとCとRでできてる。たぶんケミコンの容量が抜けてしまったのだろう。
昔電気(電子?)屋やってた頃の部品箱の中から、同等のケミコンを探してきて、取り替えたら復活した。液漏れは見られなかったが、20年も近くなったので容量抜けしてもおかしくはないか・・・

空冷ビートルは外車の割りにパーツが安く、そのうえ大抵のパーツが出てくるから助かる。(ボディーパーツも結構あるらしい)
変に電子化されてもないので、壊れても修理しやすくていい。
ちょっと整備にコツがいるが、上手くすれば一生乗ることができそうだw