2011年3月11日金曜日

熔接すっか・・・

平成10年のKK3ヴィヴィオ。 年数相応でマフラーエンドに穴があいている。
本当なら交換したいけど、2万6千円ぐらいするので、簡単には交換できない・・・
マフラーパテじゃすぐ剥れちゃうだろう。熔接でパッチを当てようかと思ったが、腐食が激しいのでだめだ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マフラー内部は思ったほど腐食していないので、ボンデ板を丸めて被せる事にした。
本当なら0.7mmぐらいの厚さgはいいが、手元には1.0mmしかなかったのでこれで我慢した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三本ローラーでボンデ板を丸める。
この三本ローラーはおいらの私物だ。バイクのマフラーなんか作るのに重宝してる。こんな物持ってる奴は物好きだよなw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マフラーに被せて番線で締め付けて仮止めする。
うまい事くっ付きそうだw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TIGで熔接する。
所々腐食してて熔接しにくかった。ビードがいまいちだw
あとは耐熱塗料で塗装して出来上がり。

TIG熔接機もおいらの私物。普通の自動車屋でもTIGなんかあるうちはないだろう。その昔サラリーマンやってた頃に趣味で入手したが、今では結構役に立っている。他にガスに棒アークにCO2なんかも得意だ。熔接屋でも結構やってけるかもしれないw

2011年3月4日金曜日

酷い話だな・・・

L700Sミラ。走行距離は約8万km。
うちにははじめてのお客さんで、3速に変速しないので見てほしいとの事。

3速ATなのだが、確かにその辺を走っただけでは3速に入らないが、60km/h以上になると3速に入る。変速のタイミングがずれてしまっている様だ。
リバースは問題無く入るので、ダイレクトクラッチの問題ではなさそうだ。油圧制御のATなので、先ず疑うのはバルブボディーの詰まりだろうか。ATオイルパンを引っぺがして見るべきか?と思ったが、この時代のダイハツ車はサブフレームがあって簡単には取れない。

お客さんには修理には「ちょっと費用がかかるかもしれないですよ~」、と伝えて、とりあえず何が原因なのか、預かって見る事にした。
その時お客さんがちょっと気になる事を言った。数日前に某大手カー用品店で12ヶ月点検をして、ヘッドカバーパッキンの交換を行ったらしい。

カー用品店でヘッドカバーガスケットの交換???・・・もしやと思ってみてみたら、案の定AT側につながるスロットルワイヤーが外れていたw
これを直したら正常に変速する様になった。
おそらくヘッドカバーを脱着した時に、スロットルワイヤーは取外す必要があるので、組み付ける時にミスしたのだろう。
しかしこんな事は作業後にテスト走行すれば分る筈である。おそらくカー用品店では作業後のテストをろくにしていないのだろう。

お客さんは安く修理が上がって喜んでいた。
はじめお客さんは、カー用品店にもって行ったそうだが、作業内容と関係ない故障という事で取り合ってもらえなかったそうだ。ろくに見もしなかったとの事だから、酷い話である。

基本的に修理が出来ない様な所は、整備なんて出来るわけがない。
整備なんて名ばかりで、ただ眺めて終わっているだけなのかもしれない。