2011年7月19日火曜日

最期は輪切りに・・・

最近の小型車の補機類の駆動は、いわゆるVベルトからリブベルトにほとんど代わってしまった。
Vベルトの頃は3万kmも使うと、ひび割れややせてきて交換したものだ。また張り調整も頻繁に行わないと、よくベルト鳴きがした。
折り返して使うサーペンタインは別だが、普通の取り回しのリブベルトは短い期間ならば、ちゃんと張り調整がされてると7~8万kmは平気で使える。張り調整もVベルトほど頻繁にする必要もない。 (サーペンタインは折り返しがきつくて、ひび割れが発生しやすい)
リブベルトは古くなってくると表面に細かいひび割れが出来てくるが、Vベルトのようにブチっと切れて終わる事は少ない様で、大抵写真の様にリブの谷に沿って輪切りになって終わる。
切断しないので、輪切りになってもある程度そのまま回っている。音が出るのでそれで気づく事が多い。
リブベルトは表面のひび割れよりも、山と谷の痩せ具合を気にした方がいい。
ただし古くなってくると、表面の弾力がなくなって音が出る事もあるので、そうなったら痩せやひび割れがなくても交換した方がいい。
リブベルトは一度滑り出して鳴くようになると、表面の弾力がなくなって鳴きやすくなるので要注意。音が出たらすぐ調整する。張っても鳴くようなら交換。
リブベルトはメーカー規定値より少しきつめに張りを調整した方がいい様だ。経験上思うのだが規定値通りだと、後々音が出る事が多い。新品に交換する時はきつすぎか?って程度に調整するとちょうどいい。