2011年10月26日水曜日

異音はやなもんだ

平成9年の8万km走行のL600Sムーヴ。
左前ハブ辺りから音が出る。持ち上げて車輪を回してもゴロゴロ感はない。
FF車の場合、ハブベアリングかドライブシャフトなのか迷う時があるが、この車はコーナーで加重の掛かり具合で音の出方が変わるので、ハブベアリングの不良と判断した。
ドライブシャフト不良の場合は、トルクの掛かり具合で音の出方が変わり、ハンドルを切った時に音が出やすい。

どうやら水が入って外側のベアリングが駄目になった様だ。オイルシールの不良か、もしくはロックナットから水が染込んだのだろうか。



プレスを使ってベアリングを抜く。
ベアリング打ち抜き&圧入の冶具はとくに持ってないが、ソケットレンチを利用したり、以前抜いたベアリングのレース を取って置いたやつを使ってる。
専用の冶具でなくとも、これで事足りる。

抜いた後はハブキャリアを水と洗剤でよく洗い、きれいにしてからベアリングとオイルシールを圧入する。
段取りを良く考えてやらないと、面倒な事になるから要注意。

ベアリング交換して音は出なくなった。音が出てると運転してて気分が悪くてしょうがない。なくなると気持ちいいもんだw

2011年10月20日木曜日

スーパーXの実力如何に?

15年のMH21SワゴンR。走行距離は7万km。
ドライブシャフトのブーツに小さな穴があいて、僅かにグリス滲んでいた。
以前のゴム製のブーツは本当によく切れたが、ここ数年でこの部分は樹脂系のブーツになったので、まず切れる事はなくなった。
しかしこの車の様に樹脂系ブーツでも、穴があく事はまれにある様だ。実は数日前に入庫したほぼ同じワゴンRにも、同じ様な穴があいていた。

この部分を純正のブーツで交換しようとすると、ドライブシャフトを引き抜かなければならないので、結構大掛かりな作業になる。シャフトを抜くので、デフサイドシールとハブの内外のオイルシールは必ず交換が必要になる。デフサイドシールの交換は結構面倒で、微妙に斜めに入ってしまってオイル漏れの原因になったり、ハブシール交換も異物混入やシャフトがハブに固着してたりすると、外す時にベアリングを痛めるなど、色々とリスクがあったりするのであまりやりたい作業ではない。 (工数的には悪い仕事ではないけどw)







穴がごく小さく、現状でこれが大きくなる気配もない。それに症状としてはグリスが滲んでいる程度だ。
この程度でわざわざブーツを交換するのももったいないので、穴を接着剤で塞いでみる事にした。
そこで使ったのがセメダインの「スーパーX」だ。
以前パワーウインドの修理で使ったが、あれからまったく問題無く使えている。

接着力と硬化後に適度な弾力が必要なので、この部分に何とか使えそうだ。
表面を良く磨き、脱脂して塗布した。念のため一晩置いて固まるのを待つ。
その辺を試走してみたが、とりあえず問題ない様だ。
先日の穴のあいたワゴンR も同じ様に修理した。
1年後にどうなってるか楽しみだw

2011年10月6日木曜日

点滅しないぞ?

おいらのメキシコ製ビートルが車検だった。
新車で買って19年経ち、重量税が18年超過なので高いじゃんか・・・とはいえ、重量が1tないのでまだいいか・・・

ここ1ヶ月ほど乗ってなかったら、ウインカーが点滅せずに点きっぱなしになってしまった。
以前から時々あったのだが、だましだまし使ってた。しかしついに駄目らしい。
前に半田はやり直してあるので、半田不良ではない様だ。
中身はリレーとタイマーICとCとRでできてる。たぶんケミコンの容量が抜けてしまったのだろう。
昔電気(電子?)屋やってた頃の部品箱の中から、同等のケミコンを探してきて、取り替えたら復活した。液漏れは見られなかったが、20年も近くなったので容量抜けしてもおかしくはないか・・・

空冷ビートルは外車の割りにパーツが安く、そのうえ大抵のパーツが出てくるから助かる。(ボディーパーツも結構あるらしい)
変に電子化されてもないので、壊れても修理しやすくていい。
ちょっと整備にコツがいるが、上手くすれば一生乗ることができそうだw