平成16年のMH21SワゴンR。走行距離は約6万km。
車検が終わって納車後10日程したら、水温警告灯(赤ランプ)が点灯して、オーバーヒートしたみたいだと連絡があった。
ちっと離れたお客さんだったので、代車を積載車に乗せて引き上げてきた。
ラジエター廻りを見たところ水漏れはなく、冷却水もちゃんと入っている。
よくよく調べると、冷間状態なのにエンジンかけた直後からファンが回っている。
エンジンチェックランプは点灯してない。
念のため診断機をかけてみるが、エラーコードはなかったが、ECUデーターを見てみると水温が妙に高い値を示している。
水温センサーのコネクターを外して 抵抗値を測ると100Ωちょっとしかない。これじゃECUがアッチッチ状態と勘違いしてた訳ねw
水温センサーは何処に付いてるんだろか?と思ったら、サーモスタットハウジングと一体構造になっていた。
ハウジングは樹脂製で、サーモスタットまで一体になっている。
部品点数削減なんだろうが、最近のクルマはこんなのが多い。
ちなみに値段は4700円だった。
センサーとサーモスタットが付いてこの値段ならば安い方かもしれない。
ただ、サーモスタットだけの交換から考えると、ちっと割高になるのがなんとも・・・
もっともサーモスタットの交換が必要なぐらいに走ってる場合は、樹脂の劣化なんかもあるから、丸ごと替えられて安心なのかもしれない。
交換はエアーエレメントボックスを外せば出てくるので、面倒ではあるがそんなに難しくはない。
ウォーターポンプからの鉄の配管があってそのままでは外せないので、スタットボルト2本を抜いてやると外す事ができる。
たまたま水温センサーが壊れた訳だが、車検終わってすぐってのが困ったものだw
お客さんには十分説明して、修理代もかなり割り引いておいた。
しかし割に合わないな・・・