何年か前にエンジン壊れて載せ替えたライトエースノアだが、 その後9万km走ったらオイルの消費量が多くなってきた。5千kmごとのオイル交換では、レベルゲージのLoレベル切るぐらいになってる。
おそらくバルブステムシールが駄目で、オイルを吸っているのだろう。
載せ替えたエンジンは通算で13万kmぐらいと思われるが、年数相応でしかたがない。
車検で預かるので、ちょっと早いがタイミングベルト交換ついでに、ヘッド外してOHする事にした。
ヘッド外そうとしたら、手持ちの特殊工具では奥のボルトがバルクヘッドに突っかかって外せない・・・
しょうがないので、整備マニュアルに載ってた工具を買ってみた。
値段を心配したが、注文してみたら510円だった。なんだか安いなw
ヘッドがやっと外れた・・・
オイル吸ってたせいもあって、相応にカーボンが堆積してる。
通算13万km程度なので、シリンダーの摩耗はそれ程でもない様だ。
燃焼室もこんな感じ・・・
やっぱりステムシールが駄目でオイル吸ってた・・・
ついでなので、オイルパンもはがしてピストンも外す。
やっぱりピストンリングもほとんど固着しちゃってるだな・・・
吸ったオイルが焼き付いてバルブは酷いだな・・・
こびり付いたカーボンがたまらん・・・
洗浄液に漬けて洗浄・・・
ヘッドは漬けれる容器がなかったので、ペール缶を二個重ねて、その中に漬けた。
徹底的に洗浄する。
ピストンリングはセットで交換した。
バルブの洗浄がかなり厄介だった。
なんせ焼き付いてるので、剥がすのに一苦労・・・
燃焼室もきれいになった。
シートの状態もよく、バルブの磨り合わせで問題なく使えた。
軽自動車のエンジンなどは10万㎞も超えてるとステムにガタが結構出てたりするが、このエンジンはガタはほとんどなかった。
驚いたのは組み上げてバルブクリアランスを測ったら、規定値内に全ておさまっていた。さすがトヨタだなと思ったw
クランクケース内のカーボンは、キャブクリーナーやパーツクリーナーを使って、可能な限りカーボンを落としておいた。
ピストン組んでヘッドもやっと乗った・・・
全て組み上げて完成~
冷却水やオイルのゴム配管は片っ端から取り替えた。
これでしばらくは安心して使えるだろう。
走行距離は46万㎞になる。
大切に乗られて車体のヘタリは意外とない。
常に壊れる前に予防整備をしているので、エンジンが壊れた以外で出先で止まったという様な大きな故障はない。
メンテナンスにそれなりに費用を掛けているが、新しく車を買う事を考えれば安く済んでいる。
この先どこまで使えるのか楽しみだ。
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