ACR30WのエスティマとDA62Vのエブリィが、チェックエンジンランプが時々点灯するってんで、同じ時期に入庫した。
ダイアグを見たら両方ともO2センサーの不良と出た。
O2センサー自体が壊れたのではなく、内蔵してるセラミックヒーターが断線している。
O2センサーは冷えている時は反応が鈍いので、ヒーターはエンジン始動直後に通電して、O2センサーの反応をよくする働きがある。十分温まるとヒーターの通電は終わる。
10年ぐらい前からO2センサーはヒーター内蔵タイプに変わってきた。このタイプはヒーターが非常に断線しやすくて困った物だ。
平成12~15年式のクルマで、走行距離に関係なくこのトラブルは多い。
チェックランプが点いたって場合は、まずO2センサーを疑うくらいだw
国産車だと、O2センサーはデンソー製が圧倒的に多い。今までに壊れたO2センサーを見てると「234000-xxxx」って刻印のやつばかり。たぶん中身はほとんど同じ物なのだろう。
ちなみにデンソー製のヒーター端子は2本の黒線。正常ならば15Ω前後で、断線するとほとんど無限大になる。
このO2センサーは値段が2~3万円程度して非常に高価だ。あまりにもよく壊れるために、社外品なんてのもある。社外品だと2~3割程安いらしい。
ヒーターが断線していても、エンジンが暖まってしまえばまったく問題無く使えてしまう。始動時の排ガスがちょっと汚くなるのと、チェックランプが点きっぱなしになるだけだ。
しかしチェックランプが点いていると車検が通らなくなる。排ガス浄化装置に不備があるって事になるから。
また、O2センサー以外に不良があった時に、チェックランプが点きっぱなしでは分からなくなってしまう。
だから、高くてもO2センサーを交換するのが正解だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿