スライドピンタイプのブレーキキャリパーの場合、大抵のクルマは外側のパッドが早く減る。
ブレーキメーカーの技術者に聞いたが、原理的には内側(ピストン側)のパッドの方が、摩耗量が多くなるとの事。このため残量センサーのピンは、大抵内側のパッドに付いている。しかし実際には原理通りにはいかない様だ。
パッドの片減りの原因は、大体がスライドピンの固着による場合が多い。定期的に中のグリスを入れ替えた方がいい。
スライドピンへの給脂なんて、普通はキャリパーのOHをする以外では、やる工場なんてあまりないのかもしれない。(キャリパーのOHすらやらんかw)
うちではキャリパーを外した際には給脂する様にしている。
この部分に使うグリスは日本グリース製の「ニグルーブRM」がよい。
以前は色々なグリスを試してみたが、なかなかいい物が見つからなかった。たまたま行った曙ブレーキの技術講習会で、スライドピンにはどんなグリスを使ったらよいかと聞いたところ、「シリコン系のグリスはカジリが発生しやすいのでよくない。ニグルーブRMというグリスがいい」と教えてくれた。後で知ったが、ホンダ車ではこの部分に使うグリスとしてニグルーブRMが指定されていた。
あまり売れている商品ではないのだろう。メーカーから問屋を紹介してもらって、そこから取引のある部品商を探すのに苦労した。
在庫がなくなりかけたので久しぶりに発注したら、部品商が「こんなのうちで扱ってたっけ?」だって。
そんなに売れてないんかw
2010年8月30日月曜日
2010年8月21日土曜日
水が漏れるぞ~
ダイハツの初代ムーヴやその系統(EFエンジン搭載のFF車)には、ヒーターの配管に樹脂製の分岐が使われている。
古くなると劣化して砕けて、ここからラジエター液が漏れて、オーバーヒートを起こす事がある。
この部分はちょっと奥に付いているので、交換するのが結構面倒だw
対策品は鉄製になってる。
軽規格が拡幅した後(98年10月以降)もしばらく樹脂製だったが、拡幅後の車種はサービスキャンペーンで無償交換の対象になっている。
拡幅前のはどうなんだと思ったら、何故か対象にはなっていないとの事。初代ムーヴなんかの方がやばいんじゃない?ってディーラーのサービスに聞いたら、「そうなんですよね・・・」って苦笑いしてたw
軽トラのハイゼットの一部も、ラジエターの樹脂部品のサービスキャンペーンも出てるらしい。これらは何故かメーカーHPには発表されてない。なんでだろ~w
古くなると劣化して砕けて、ここからラジエター液が漏れて、オーバーヒートを起こす事がある。
この部分はちょっと奥に付いているので、交換するのが結構面倒だw
対策品は鉄製になってる。
軽規格が拡幅した後(98年10月以降)もしばらく樹脂製だったが、拡幅後の車種はサービスキャンペーンで無償交換の対象になっている。
拡幅前のはどうなんだと思ったら、何故か対象にはなっていないとの事。初代ムーヴなんかの方がやばいんじゃない?ってディーラーのサービスに聞いたら、「そうなんですよね・・・」って苦笑いしてたw
軽トラのハイゼットの一部も、ラジエターの樹脂部品のサービスキャンペーンも出てるらしい。これらは何故かメーカーHPには発表されてない。なんでだろ~w
2010年8月5日木曜日
ちょっとした物が原因で・・・
スロットルバルブのワイヤーには、防水のために画の様にゴムのキャップが付いている。
稀に古くなったクルマで、この部分が変質して生ゴムの様になっているものがある。
あるクルマを点検していたら、この部分がベトベトに溶けてガムの様になってたのがあった。ワイヤーに巻き込んだら危ないなぁと思いつつ、きれいに拭き取っておいた。
後でお客さんと何気に話をしていたら、「以前高速を走ってて、アクセルが戻らなくなった事がある」と言っていた。もしかして冬の寒い日じゃなかった?と聞いたら、「そうだ」との事。
おそらくガム状になったキャップを巻き込んで、寒さで硬くなりワイヤーが戻らなくなったのだろう。
見落としやすい部分であるので、十分注意する必要があるな・・・
稀に古くなったクルマで、この部分が変質して生ゴムの様になっているものがある。
あるクルマを点検していたら、この部分がベトベトに溶けてガムの様になってたのがあった。ワイヤーに巻き込んだら危ないなぁと思いつつ、きれいに拭き取っておいた。
後でお客さんと何気に話をしていたら、「以前高速を走ってて、アクセルが戻らなくなった事がある」と言っていた。もしかして冬の寒い日じゃなかった?と聞いたら、「そうだ」との事。
おそらくガム状になったキャップを巻き込んで、寒さで硬くなりワイヤーが戻らなくなったのだろう。
見落としやすい部分であるので、十分注意する必要があるな・・・
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