リアサスはスイングアクスルと呼ばれる方式で、M/T側のドライブシャフトジョイントを中心に、車輪が鳥の羽の様に上下する構造になってる。タイヤの対地ジオメトリーも糞もない機構だw
横方向の力はドライブシャフトチューブが受けて、前後方向はスプリングプレートが受けている。なんともシンプルな構造だ。
スプリングプレートのカバーを外して見たら、ブッシュが大分ヘタっていた。
以前にトーションバーのイニシャル加重を変えるために、この部分は分解した事があったが、その時ですでに大分ヘタっていた。交換しとけばよかったのに・・・orz
純正のゴムブッシュでは、またすぐにヘタるのが目に見えてるので、強化用のウレタンブッシュを選んだ。ウレタンという事だったが、どう見てもナイロンの様でとても硬い・・・こんな硬いの組んで大丈夫か?w
おいらのメキシコ製ビートルは外側のブッシュが突起の無いタイプだが、当時のビートルは外側のブッシュにも突起が付いていたらしい。そこでカバーも一緒に注文しておいた。
パーキングブレーキのワイヤーもバックプレートから外さないといけない。結構面倒な作業だ。
これで内側のブッシュが取り出せる。
仕方がないのでブッシュの突起を削り取って、もとのカバーを使って組む事にした。突起を取っただけでは、とてもきつ過ぎて組めないので、外側の外周を少し削って嵌る様にした。(それでも組むのがきついw)
スプリングプレートを組む時は、フリーの状態の角度を測定して行う。この角度がイニシャル調整になる。
トーションバーの内側の溝1コマで9°外側の溝1コマが8.5°動く。内と外の組み合わせで0.5°づつ調整できる様になってる。
標準で20°なのだが、おいらは23°に調整している。
メキシコ製ビートルは触媒が付いてるせいなのか知らないが、何故か尻下がりになりすぎている。(フロントをローダウンするとちょうどよさそうなぐらいだw)
リアを3°増やすと計算上で20mm上がるので、このぐらいがちょうどいい感じだ。
組み込むのにとてもきつかったのと、やたらと硬いので心配したが、走ってみるとなかなかいい感じだ。
ギシギシ音はもちろんなくなったが、急発進時のリヤがしゃくれる様な感じがなくなった。今までのブッシュがふにゃふにゃし過ぎてたんだなw
0 件のコメント:
コメントを投稿