2010年10月2日土曜日

ダイアグは信じちゃいけない?


初代1.3ℓフィット。13万km走ってる。うちにはじめて来るお客さんで、エンジンチェックランプが点灯してガタガタ振動するとの事。
ダイアグを確認すると、「クランク角センサーノイズ」と出てきた。
クランク角センサーを引っぺがして見ると、3本端子が出ている。抵抗値を測ってみたが、内部に回路が入ってるタイプの様で、抵抗値が測れない・・・
断線やショートでなく、「ノイズ」と出たのが気になる。
念のためプラグを点検してみたら、大分摩耗していた。
このエンジンはツインプラグなのだが、新車時にはなぜか前側はデンソー製で後側はNGK製が付いている。もちろんどちらも同等品だ。
このフィットにはデンソーとNGKのが付いていた。普通交換する時は8本とも同じ銘柄の物に変えてしまうので、おそらく新車時から交換した事がないのだろう。13万kmもよく持ったものだ・・・
 
 
 
 
シリンダの後側に付いてるイグニッションコイル点検すると、4番のシリンダのが、なにやら根本に白い粉が吹いてるのを発見。先端の変色も気になる・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よくよく見ると、どうやらリークしてたみたいだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どんな具合か見ようと引張ったら、ポロっと根本が折れた・・・
リークして亀裂が広がり、折れる寸前だった様だ。
摩耗したプラグを使っていたため、放電に必要な要求電圧が上がって絶縁破壊したのだろう。
8本あるとはいえノーマルタイプのプラグなので、それほど高い物ではない。燃費だって悪くなるのだから、時期がきたらケチらず交換するべきだ。
 
プラグ8本とイグニッションコイル1本を交換して治った。
リークしていたため、クランク角センサーの信号線にノイズが乗ったのだろう。(信号線のインピーダンスが高いんじゃないか?)
 
ダイアグはうかつに信じてはいけもんだw






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