EXマニの遮熱版取り付けるボルトが2本折れていた。遮熱版はボルト1本で留まってた。
多分タービン交換した時に固着してて折っちゃったんだな・・・
そのまま1本のボルトだけで留めて組むのも何だから、折れたボルトを抜き取ってみる事にした。
ドリルでもんで・・・
タップ立ててネジ穴なんとか再生できたw
エンジン単体に先ずは排気系の部品とウォーターポンプをくっ付ける。
エンジン下側になる部分の部品を組まないとエンジンマウントが付かないんだな。
エンジンマウントくっ付けて、ついででクラッチも組み込む。
ターボとクラッチは交換してあったから、これから使ってく上では安心ではあるね。
念のためサーモスタットとラジエターキャップは交換する事にした。
エブリィにはラジエターキャップが二か所付いていて、エンジン側のサーモスタットハウジング上にはこんな形のキャップが付いてる。
右が交換前の物だが、この形式のキャップは負圧弁が樹脂製で、年数経ってると劣化して折れちゃう事がある。
折れちゃうとラジエターが加圧できなくなって、液を吹いてオーバーヒートしちゃう。
左が新しいキャップだが、弁の形状が変わってる様だな・・・
オルタネータのベルトはひび割れだらけだったので、ベルトは2本とも換える事にしたが、オルタネータのベルトのテンショナもグリスが切れていたので交換した。
この手のテンショナやアイドラはグリス封入のベアリングで出来ているが、10万㎞ちょっとするとグリスが切れてカラカラ回る様になってしまう。
そのまま使ってると焼き付いてベルトが切れてしまう事がある。
INマニとオルタネータ付けて補機類はあらかた組み込めた。
ミッションくっ付ける。
MTだとクラッチディスクのスプラインにシャフトを通すのが厄介で、ATよりちょっとばかし手間かかるだな・・・
縦置きエンジンはFFの横置きよりかやりやすくていいね。
配線と配管を接続してやっとこ完成。
配線や配管は順番に段取りよくやらないと、後で取り回しの辻褄合わなくなっちゃう事がよくある。エンジン脱着で一番手間かかる部分だよな・・・
修理後の圧縮は3気筒とも約12kgf/cm^2になった。
エンジン音も静かで回転も滑らかだ。
多分数馬力上がった感じがする。これならまだ十分使えるだろう。
しかし当初の目論見より交換が必要な部品が増えて、ちっと費用が掛かってしまった・・・
走ってる距離や年数的にも、普通はオーバーホールするなんて事はしないのかもしれない。
しかしこの手の軽バン系のクルマは、程度のいいものって案外高い。
ちっとお金は掛かってもオーバーホールしてみるのも手だと思う。
本音を言うとえらい手間掛かるんで、商売としてはあまりやりたくないんだけど・・・でも面白いからまあいいかw